初心者向けスケッチブック特集

こんにちは、絵描きのひつじです。

絵を描いてみたいけれど、「どのスケッチブックを選べばいいかわからない」と迷うことはありませんか? スケッチブックにはさまざまな種類があり、用途や目的に合ったものを選ぶことで、描きやすさがぐんと変わります。

この記事では、初心者でも使いやすいスケッチブックを

「おしゃれなもの」

「実用的なもの」

「リーズナブルなもの」

「ダイソーで買えるもの」

の4つのカテゴリーに分けて紹介します。

おしゃれなスケッチブック

「せっかくスケッチを始めるなら、おしゃれなスケッチブックがほしい!」という人におすすめのアイテムを紹介します。デザインが美しいだけでなく、描き心地も良いものばかりです。

① モレスキン(Moleskine)スケッチブック

イタリア発のブランド「モレスキン」は、シンプルで洗練されたデザインが魅力。ゴッホやピカソも愛用したことで知られています。表紙が硬く、持ち運びしやすいのが特徴。紙はなめらかで、鉛筆やペンでのスケッチに向いています。軽い水彩なら問題なく使えますが、水を多く含むと少し波打つことがあるので注意。

• サイズ展開:A6 / A5 / A4

• おすすめ用途:鉛筆・ペン・軽い水彩

• 価格帯:2,000円~4,000円

② ハーネミューレ(Hahnemühle)スケッチブック

1584年創業のドイツの老舗ブランド。紙の品質が高く、アーティストからも評価の高いスケッチブックです。表紙はシンプルながら高級感があり、大人の女性にぴったり。紙は少し厚めで、鉛筆やインク、軽い水彩にも適しています。

• サイズ展開:A5 / A4 / A3

• おすすめ用途:鉛筆・ペン・水彩

• 価格帯:1,500円~3,500円

③ ファブリアーノ(Fabriano)スケッチブック

イタリアの高級紙ブランド「ファブリアーノ」。水彩紙の品質が良いことで有名ですが、スケッチブックも優秀です。紙の表面にほどよい凹凸があり、鉛筆・木炭・ペン・水彩など幅広く対応。スケッチブック自体のデザインも美しく、持っているだけで気分が上がります。分厚くたくさん練習できます。紙はやや薄い、(クロッキーよりは厚い)

• サイズ展開:A5 / A4 / A3

• おすすめ用途:鉛筆・ペン・水彩・木炭

• 価格帯:1,800円~4,000円

実用的なスケッチブック

初心者でも使いやすく、紙質や機能性に優れたスケッチブックを紹介します。どれも手に入りやすく、用途に応じて選びやすいものばかりです。

① マルマン(maruman)クロッキー帳

日本の定番スケッチブック。軽いクロッキー(素早いスケッチ)にぴったりの紙質で、鉛筆やペンでサラサラ描くのに適しています。とにかくコスパが良く、初心者が気軽に試せるのが魅力。薄めの紙なので、水彩には向きませんが、鉛筆・シャーペン・ボールペンでのスケッチには最適です。

• サイズ展開:A5 / B5 / A4 / B4

• おすすめ用途:鉛筆・ペン・マーカー

• 価格帯:500円~1,200円

② ホルベイン マルチドローイングブック

ホルベインのスケッチブックは、紙の目が細かく、鉛筆やインクを使った繊細な表現に向いています。表紙がしっかりしており、外出先でのスケッチにも便利。ページの間にトレーシングペーパーが挟まれているタイプもあり、インクやマーカーを使う人におすすめ。

• サイズ展開:A5 / A4

• おすすめ用途:鉛筆・ペン・インク・マーカー

• 価格帯:1,500円~2,500円

③ ストラスモア(Strathmore)スケッチブック

アメリカの人気スケッチブックブランド。紙の質が高く、鉛筆や木炭、ペンなど幅広い画材に対応。特に「400シリーズ」はプロのアーティストにも愛用されています。初心者向けには「300シリーズ」がおすすめ。

• サイズ展開:A5 / A4 / A3

• おすすめ用途:鉛筆・木炭・ペン

• 価格帯:1,200円~3,000円

リーズナブルでコスパの良いスケッチブック

「最初はあまりお金をかけたくない」「気軽に試したい」という人向けの、お手頃価格のスケッチブックを紹介します。

① ミューズ(MUSE)キャンソンXLシリーズ

紙の品質が良く、価格も手ごろなスケッチブック。鉛筆やペンはもちろん、軽い水彩にも対応。特に「キャンソンXLミックスメディア」は、初心者におすすめ。

• サイズ展開:A5 / A4 / A3

• おすすめ用途:鉛筆・ペン・水彩

• 価格帯:800円~2,000円

② マルマン ヴィフアール

水彩紙としても人気の「ヴィフアール」。価格が手ごろながら、しっかりとした紙質で水彩表現にも向いています。紙の厚さが3種類あり、自分の用途に合わせて選べるのが特徴。

• サイズ展開:F0 / F2 / F4 / F6

• おすすめ用途:水彩・鉛筆・ペン

• 価格帯:700円~2,000円

4. ダイソーで買えるスケッチブック

「まずは気軽に試してみたい」「スケッチブックにあまりお金をかけたくない」という人にとって、ダイソーのスケッチブックはかなり魅力的な選択肢です。実は、ダイソーには マルマンのスケッチブック を購入できるという、驚きのコスパ商品があります。

① ダイソー × マルマンのスケッチブック

• ダイソーの一部店舗では、なんと 200円でマルマンのスケッチブックが買える んです!

• マルマンといえば、日本のスケッチブックの定番ブランド。その描き心地を、ダイソー価格で試せるのはかなりお得。

• 紙質も良く、鉛筆やペンはもちろん、軽い水彩にも対応できます。

② ダイソーの「水彩スケッチブック」

• 100円または200円で、水彩紙のスケッチブックが手に入ります。

• そこまで厚手ではありませんが、水彩初心者が試し描きするには十分な品質。

• 紙の目が少し粗めなので、水を含ませると少し波打ちますが、コツをつかめばしっかり塗れます。

③ ダイソーのクロッキー帳

• 鉛筆やペンでラフスケッチをするのに最適なクロッキー帳も販売されています。

• 価格は110円と非常にリーズナブル。

• 紙は薄めなので、消しゴムを強くかけると破れやすいですが、気軽に使うには十分。

スケッチブックの製本タイプの違い(初心者向け解説)

スケッチブックには、大きく分けて 「リング製本」「綴じ製本」「ブロックタイプ」 の3種類があります。それぞれの特徴と、初心者におすすめのタイプを紹介します。

リング製本(スパイラルタイプ)

特徴

• ページを360度開くことができ、折り返して使えるので、省スペースで描ける。

• 1枚ずつ切り離しやすいので、バラバラに管理しやすい。

• ページがバラけやすいことがあるので、持ち運びには少し不向き。

初心者におすすめ?

→ ◎ はい! 鉛筆スケッチやペン画をたくさん描く人にはぴったり。

代表的なリング製本スケッチブック

• マルマン「クロッキー帳」

• ストラスモア「スケッチブック」

• キャンソン「XLシリーズ」

綴じ製本(ノートタイプ)

特徴

• 本のように綴じられていて、見開きで使うと大きな絵が描ける。

• 紙がバラバラにならないので、スケッチを一冊にまとめて保存しやすい。

• 厚めの紙のものもあり、水彩にも対応しやすい。

初心者におすすめ?

→ ◎ はい! 作品を記録として残したい人にぴったり。

代表的な綴じ製本スケッチブック

• モレスキン「スケッチブック」

• ハーネミューレ「スケッチブック」

• ファブリアーノ「スケッチブック」

ブロックタイプ(パッドタイプ)

特徴

• 四方を糊で固められている ため、紙が反りにくく、水彩向けのものが多い。

• 描き終わったら 1枚ずつはがす ことで、綴じ部分の影響を受けずに使える。

• 水をたっぷり使う人には特におすすめ。

初心者におすすめ?

→ ◎ はい! 水彩やアクリルなど、しっかりした紙で描きたい人にぴったり。

→ × でも、少し割高! 一般的なスケッチブックより価格が高めなので、用途を考えて選ぼう。

代表的なブロックタイプスケッチブック

• アルシュ「水彩紙ブロック」(高級水彩紙、プロ仕様)

• ファブリアーノ「アルティスティコ」(水彩向け、高品質)

• ラングトン「プレステージブロック」(初心者にもおすすめの水彩紙)

初心者におすすめのスケッチブックの選び方

「結局、どれを選べばいいの?」という人のために、簡単にまとめます。

• とにかく安く試したい! → ダイソー(200円マルマン or 水彩スケッチブック)

• 鉛筆やペンで気軽に描きたい! → マルマン「クロッキー帳」

• ペン・インク・マーカーを使いたい! → ホルベイン「マルチドローイングブック」

• しっかりした紙で水彩も使いたい! → ミューズ「キャンソンXL」 or マルマン「ヴィフアール」

• オシャレで持ち歩きたい! → モレスキン or ハーネミューレ

• 水彩を本格的に描きたい! → アルシュ「水彩紙ブロック」

まとめ:スケッチブック選びを楽しもう!

スケッチブックにはたくさんの種類がありますが、初心者なら 「何を描きたいか」や「どんな画材を使いたいか」 を考えて選ぶのがポイントです。

まずはダイソーのスケッチブックや、マルマンのクロッキー帳など リーズナブルなもの から始めてみるのも良いですし、ちょっとこだわりたい人は モレスキンやハーネミューレのようなデザイン性の高いもの を選ぶのもアリ。

水彩に挑戦したいなら ブロックタイプのスケッチブック を試してみるのもおすすめです。

「どれを選んだらいいかわからない!」と迷う時間も、実はとても楽しいもの。お気に入りのスケッチブックを見つけて、楽しく絵を描いてみてください!

最後まで読んで下さりありがとうございます。ひつじでした。