こんにちは、絵描きのひつじです。
アクリル画はハードル高い?そんな風に感じたことありますか?
一体どうやって描いているんだろう?
今回は初心者向けの簡単な雪景色の描き方を紹介していきます。
思ってるほど難しくないと思いますよ!
それでは行ってみましょう。
描き方の手順:詩を紡ぐように
使った色:ウルトラマリン、ディオキサジンパープル、ネイプルスローズ(ホワイトに少量のローズ系のピンクでもOK)
青の世界を広げる
•上空に行くほど深く濃い青を重ねます。

斜めに筆を動かします。

次に下から上に筆を動かします。

星を散りばめる
筆又は歯ブラシでスパッタリングします。おすすめは歯ブラシです。
ネイプルスローズ(白に少量のピンクでもok)を水で溶きます。
なぜただのホワイトを使わないかというと、ほんの少しの立体感を出すためです。
夜空に息を吹きかけるように飛ばします。

お家に温もりを込める
使う色•バーミリオン(赤)インディゴ(濃いブルー)ネイプスローズ(白に少量のローズピンクを混ぜてもok)

• 小さな三角屋根の家を描きます。
冷たい夜空の中で、その暖かみが心を引き寄せるように。屋根には白い雪を積もらせます。
家の側面、影になる部分はバーミリオンにインディゴを少量混ぜて色を作ります。
屋根に積もった雪の影は、ネイプルスローズにインディゴを混ぜて色を作ります。ブルーグレーのような色になります。

木々の静かな見守り
遠くの影、近くの存在感
遠景の木々はインディゴとネイプルローズを混ぜて星明かりに溶け込む影を描きます。
手前の木はインジコで描きます。手前の木を濃い色で描くと遠近感が出ます。

木々の雪の詩枝先に軽やかな雪の表情を加えます。 枝と雪の間に光の気配を感じさせる青白い影をのせると、詩情がさらに深まります。筆は、丸筆(ラウンド)or扇(ファン)がおすすめ
星を描くネイプルスローズで星を描く。
地面の雪を描く平筆又は指でぼかしながら色を乗せていきます。手前に影を作ると立体感が出ます。

最後の一筆で詩を完成させる
雪のきらめき白い絵の具にメタリック系の絵の具を混ぜたり、透明色で層を重ねて雪が光を受けてほんのり輝く瞬間を描きます。
最終仕上げ、微調整する。

夜空に水分多めの淡いウルトラマリンを重ね塗りして奥行きを出しました。
心に響くポイント
• 寒色と暖色の対比を通じて、
夜の冷たさと家の温もりを生み出します。
• 重ね塗りやぼかしを意識し、
アクリル絵の具の速乾性を活かしつつ層を重ねることで、
奥行きのある世界を表現します。
感想まとめ
夜空に降り注ぐ雪、お家、そして静かに佇む木々。それらを描きながら、
冬の夜が持つ独特の静けさや美しさに、改めて心を奪われました。
日常の中にある小さな幸せや美しさを見つめ直す時間を持てたと思います。
今回は描きませんでしたが、暖炉の煙をもくもくさせたり、窓の明かりからもれる光をオレンジで描けばまた違った雰囲気になると思いました。
皆さんもぜひ、アクリル絵の具で自分だけの冬の夜を表現してみてください。
最後まで読んで頂き感謝します。次回は色の作り方を紹介します。
またお会いしましょう!ひつじでした。
