
こんにちは、絵描きのひつじです。
今回はアクリル絵の具を使って、
ミニキャンバスに、幻想的なピンクの空と輝く海を描く楽しさをお伝えします。
このテーマは、温かみとロマンティックな雰囲気を持ちながら、絵を描く過程で自由な表現が楽しめるものです。
初心者でも挑戦しやすい技法を交えながら、制作過程を解説していきます。
ピンクの空と海の魅力

ピンクの空は夕暮れや朝焼けをイメージさせますが、
どこか夢の世界を感じさせる不思議な魅力があります。
そしてその下でキラキラと輝く海は、光の反射を描く楽しさと、自然の美しさを再現する喜びをもたらします。
この組み合わせは観る人に癒しと希望を感じさせ、絵を通してその瞬間の美しさを永遠に留めることができます。
必要な材料と準備
材料

• アクリル絵の具:ピンク系の色(ローズ、パステルピンク、コーラルなど)、ブルー、ホワイト、ゴールド
今回使った色
リキテックス/ディープゴールド
アムステルダム/キナクリドンローズ
U-35/ウルトラマリン
笹部画材/チタニウムホワイト

• キャンバス:5㎝×5㎝のミニキャンバス(Amazonで購入しました。)小さい!
キャンバスのサイズはお好みで描きやすい大きさを選んで下さい。

• 筆:大きめの平筆、小さい丸筆、ライナーブラシ
• スプレーボトル:水を霧吹きするためのもの
•パレット:ミックスしやすい広めのもの
• 布やキッチンペーパー:筆の余分な水分を拭き取る
• マスキングテープ:保護する
•ジェルメディウム&ラメパウダー :キラキラのオリジナル絵の具をつくる
•ジェッソ :下地(なくてもOK)
下準備
キャンバスを準備し、必要に応じてジェッソで下地を整えます。ジェッソを塗ることで表面が滑らかになり、発色が良くなります。
3. ピンクの空を描く手順
ベースカラーを塗る
キャンバス全体に白と混色した薄いピンクをベースとブルーのベースを塗ります。
このとき、絵の具に少し水を混ぜて透明感を出しましょう
✳︎最初にスプレーボトルでキャンバス全体に水を軽くかけておくとグラデーションが柔らかくなります。
グラデーションを作る
大きめの平筆を使い、横方向に均一なストロークで塗ることで自然なグラデーションが生まれます。

雲を描く
小さい丸筆を使い、ホワイトで雲を描きます。
ふわふわとした形、光が当たっている部分を意識しながらラインを引きます。

指でぼかします。
(筆でもOK)

アクリル絵の具は乾燥が速いので、
ぼかしずらいときは水をほどよくふくませます。
つけすぎに注意してください。
指に直接、絵の具をつけてぼかすと面白い効果が生まれます。
この段階では細かい所は置いておいて大まかな形だけでOKです。
筆で雲のラインを描く
ぼかす、を繰り返します。
ピンクのグラデーションが透けて見えて雲の影の部分になります。

マスキングテープを使うと、水平線が綺麗に仕上がります。

マスキングの使い方、合わせて読むと良いおすすめ記事です。↓
4.月や星を追加
キラキラ、月と星を描きます。細めの丸筆(ラウンド)を使いましょう。

5.キラキラの海を描く手順
光の反射を表現する
平筆やライナーブラシを使い、
ホワイトやピンクで細かい線を描いて波の輝きを表現します。
このとき、絵の具を少し水で薄めると、柔らかい反射を描けます。

キラキラを加える
ジェルメディウムにラメパウダーをまぜて、透明感のある夢のようなきらめきを演出します。

ジェルメディウムは半透明の乳白色です。
水とラメを混ぜて、キラキラさせたい部分に重ね塗りしていきます。
乾くと透明になるので安心して下さい。

5. 最後の仕上げ
1. 細部を整える
空と海の境界線をぼかすように、薄めた色を使ってグラデーションを調整します。これにより、空と海が調和した仕上がりになります。
2. ハイライトを追加
ライナーブラシを使い、雲や波の一部にホワイトのハイライトを加えて微調整していきます。これが光の印象をさらに引き立てます。
3. お好みでスパッタリングで効果をプラス
小さな飛沫を加えることで、さらにキラキラ感を演出できます。筆や歯ブラシ使って絵の具を飛ばす方法が効果的です。
キラキラが広がる瞬間が楽しいですね。

写真ではなかなか伝わらないですが、オーロラのラメがキラキラしています。私はラメ大好きなので、海だけでなく全体に塗りました!
6. アクリル絵の具を使う魅力
アクリル絵の具は速乾性が高く、重ね塗りがしやすいため、初心者でも扱いやすい画材です。
また、メタリックカラーや透明感のある絵の具を活用すれば、
光の表現が簡単にできます。特にピンクの空やキラキラの海のような幻想的な風景にはぴったりです。
まとめ
この技法を応用して、夜空や星空、さらに複雑な反射を含む海の情景を描くことも可能です。
自分なりの自由な色彩やスタイルを見つけて、オリジナルの風景画を楽しんでください。
次回も初心者向けのかわいい癒しの風景画の描き方を紹介します。
またお会いしましょう。ひつじでした!
