
初心者でも簡単!可愛いピンクの作り方をマスターしよう
こんにちは!絵描きのひつじです。
今回は、初心者の方でも簡単に作れる
「ピンク」の色のレシピを紹介します。ピンクといっても、鮮やかで華やかな青み系ピンクから、落ち着いたくすみ系ピンクまで様々な種類があります。絵の具を混ぜるだけで、あなた好みのピンクを作れるようになれたら、作品作りがもっと楽しくなるはずです!

この記事では、混色のコツや
カラーバイアス(色の偏り)を意識したピンクの作り方を具体的に解説していきます。
絵の具の種類も少なめに絞り、簡単に挑戦できる内容にまとめましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
男女問わず人気のピンク色

ピンクはもともと「女性らしい色」として知られていましたが、近年ではその境界が大きく変わり、男性にも愛される色として確立されています。特に、ピンクの柔らかさや優しさ、温かさが、どんな性別にもマッチする魅力的な特徴を持っているからこそ、広く支持されています。
色を作るのは楽しいですが、特にピンクは、その柔らかさや華やかさで、どんどん楽しくなってきます。ピンクを作るとき、最初は赤と白を混ぜるだけ。でも、そのシンプルな作業の中に無限の可能性が広がっているんです!
例えば、最初に赤を少し多めに入れてみてください。鮮やかなフューシャピンクが出来上がります。これだけでもう、元気をもらえるような色に変わりますよね!でも、もうちょっと柔らかくしたくなったら、白を足してみて。だんだんとピンクがふんわりとした優しい色に変わり、まるで春の花が咲いたような、気持ちが明るくなるような色になります。あぁ、この感じ!まるでピンク色の風が吹いてきそう!

それだけじゃないんです。もっとワクワクするのは、ピンクにちょっと他の色を足してみること!例えば、少し青を加えてみると、ラベンダーピンクに変わります。紫のような深い色が加わると、ピンクが一気におしゃれで大人っぽくなるんですよ。さらに、ちょっとだけ黄色を混ぜると、温かみのあるサーモンピンクができあがります。これ、まさに日の出のような、明るくて温かい色!なんだか、どこかに旅行に行きたくなりませんか?

ピンクを作る過程は、まるで自分の気分に合わせて色を変えていくようなもの。気分が乗ってきたら、ピンクをもっと強くしてみたり、逆にリラックスしたい気分なら淡くしてみたり。その都度、自分の思うままに色を調整できるのが楽しいところ!色を作り出すときは、自由な発想と少しの冒険が必要なんです。
さらに、色の「質感」も大切なポイント!ピンクの透明感を出したかったら、水を少し足してみたり、アクリルメディウムを加えてみたり。これで、ふわっとした柔らかいピンクが完成します。逆に、もっと濃厚なピンクにしたいときは、絵具をしっかりと濃くしてみて。ピンクが深みを持って、まるで夜空に浮かぶ星のように輝く感じになります。

ピンクの世界には、ほんとに無限の可能性が広がっていて、作るたびに新しい発見があります。ピンクを作ることで、まるで自分の気持ちや心の色を表現しているような感覚になるんです。この色を使って、あなたの作品にポジティブなエネルギーを込めてみてください!ピンク色が、見る人の心を暖かく照らしてくれるはず。色を作ること、それはまさに楽しい冒険です。
可愛いピンクを作るための基本ポイント

ピンクは、赤系の色に白を混ぜて作るのが基本です。ただし、より鮮やかで綺麗なピンクにするためには、使う赤や混ぜる絵の具の種類を慎重に選ぶ必要があります。ここでポイントとなるのが「カラーバイアス」です。
カラーバイアスって何?
カラーバイアスとは、絵の具がどちらの方向に色味を持っているかという特性のことです。たとえば、赤系の色には「青み寄りの赤」や「黄み寄りの赤」があります。青み寄りの赤を使うと鮮やかなピンクに、黄み寄りの赤を使うとオレンジやくすみ系に近いピンクになります。
• 鮮やかな青み系ピンクを作りたい場合 → 青み寄りの赤(キナクリドン系やマゼンタ)
• くすみ系ピンクを作りたい場合 → 黄み寄りの赤(カドミウムレッドなど)や補色を少し混ぜる
これを意識するだけで、混色の失敗がぐっと減りますよ!
カラーバイアスについて詳しく解説した記事。合わせて読むと理解が深くなります。↓
鮮やか青み系ピンクのレシピ(5種類)
1. 王道ピンク

• 材料: キナクリドンローズ、チタニウムホワイト
• 作り方: キナクリドンローズと白を2:1で混ぜる。白を増やすとより柔らかい印象に。
• 特徴: 明るく透明感のあるピンクで、どんな場面でも使いやすい!
2. ショッキングピンク

• 材料: マゼンタ、チタニウムホワイト
• 作り方: マゼンタと白を1:1で混ぜ、好みに応じてマゼンタを少し足して調整。
• 特徴: ビビッドで華やかなポップなピンク。
3. ソフトラベンダーピンク

• 材料: キナクリドンローズ、チタニウムホワイト、少量のウルトラマリンブルー
• 作り方: 基本のピンクにウルトラマリンブルーをほんの少し加える。
• 特徴: ラベンダーのような上品な雰囲気が特徴。
4. フューシャピンク

• 材料: マゼンタ、少量の青(ウルトラマリン)
• 作り方: マゼンタに青を少し加える。白は混ぜずに鮮やかさをキープ。
• 特徴: 深みのあるピンクでインパクト大!
5. ストロベリーピンク

• 材料: キナクリドンローズ、カドミウムレッド、チタニウムホワイト
• 作り方: 基本のピンクにカドミウムレッドを加え、温かみのあるピンクに。
• 特徴: 甘いイメージの赤寄りのピンク。
くすみ系ピンクのレシピ(5種類)
1. ヴィンテージピンク

• 材料: キナクリドンローズ、チタニウムホワイト、少量のオリーブグリーン
• 作り方: 基本のピンクにオリーブグリーンを少量混ぜるだけ!
• 特徴: ナチュラルでおしゃれなヴィンテージ感が出せます。
2. ローズグレー

• 材料: キナクリドンローズ、チタニウムホワイト、少量の黒(ランプブラック)
• 作り方: 基本のピンクに黒を少しずつ足して、くすみ感を調整。
• 特徴: シックなピンクで大人っぽい印象に。
3. サーモンピンク

• 材料: カドミウムレッド、チタニウムホワイト、少量の黄色(カドミウムイエロー)
• 作り方: 赤と白でピンクを作り、黄色を少量加える。
• 特徴: 温かみのある、くすみの入った柔らかいピンク。
4. ダスティーピンク

• 材料: キナクリドンローズ、チタニウムホワイト、少量のオーカー(黄土色)
• 作り方: オーカーをほんの少し混ぜると、アンティーク感が増します。
• 特徴: インテリアや落ち着いたデザインに最適。
5. マルーンピンク

• 材料: キナクリドンローズ、少量のバーントアンバー(焦げ茶)
• 作り方: 焦げ茶を少しずつ加えて深みを出す。
• 特徴: 重厚感のあるくすんだピンク。アクセントカラーにも◎。
番外編:グラデーションピンク
グラデーションピンクは、色の濃淡を滑らかに変化させるテクニックで、柔らかな印象を作り出します。
作り方:
1. 濃いピンク(キナクリドンローズ)を塗ります。
2. 平筆を使って、少しずつチタニウムホワイトを加えながら、筆で色を滑らかに混ぜていきます。平筆は広い範囲を塗るのに便利で、色の移り変わりをスムーズにできます。
これで、自然なピンクのグラデーションが完成します!

おすすめ記事、色んな緑の作り方↓
感想とまとめ
ピンク色は鮮やかさやくすみ具合を調整することで、さまざまな印象を作り出せる万能な色です。鮮やかな青み系ピンクは元気で可愛らしい印象を与え、くすみ系ピンクは落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。
この記事では、初心者の方でも簡単に試せるように、混ぜる絵の具の種類を厳選しました。
カラーバイアスを意識して、自分だけのオリジナルのピンク色を作ってみてくださいね!
それでは、素敵な色作りを楽しんでください!
